講師紹介

こばやし ありさ
小林 杏莉沙

【小林杏莉沙先生からのメッセージ】

小林杏莉沙ピアノ教室では、一生涯ピアノを楽しく弾き続けられるようにするために、趣味で習われるお子様も、音楽高校や音楽大学、ピアニストを目指すお子様も、全員が「①最初から正しい手の形・指の形での弾き方を身に付け、間違った弾き方を絶対に身に付けないこと②本物のピアノテクニックを身に付ける事③楽譜基礎をしっかり理解して弾ける事④超絶音感を身に付け、優れた音感と音楽基礎能力を持つこと」を目標にしています。

子供がピアノを初めて弾く場合、そして、将来ピアニストレベルで上手になるには、「最初のドの音」を弾く段階から、全指、正しい手指の形の状態で、正しい打鍵で「ドレミ」を弾いていくことが何よりも重要で、ここが正しくできれば、4の指(薬指)や5の指(小指)に入った時も、何も苦労することなくスムーズに2の指(人差し指)や3の指(中指)と同様に機敏によく動き、しっかりとした打鍵で弾けるようになります。

この一番最初の弾き方の指導は、子供に「手指の基礎」を備えてあげることができるかどうかの分かれ目となるので、絶対に適当にしてはならない部分になり、指導者の腕の見せ所になります。

子供は手指の関節が柔らかく、一見、正しい手指の形を維持しながら弾くのは難しいように思えますが、当教室では、小林杏莉沙が開発した「ピアノ導入期関節指導法®」により、どんなに指関節の柔らかい子供でも、必ず、一番最初の「ド」を弾く時点から正しい手指の形で弾けるように導きます。そのため、間違った弾き癖はつきません。

また、「正しい手指の形」で「正しい弾き方」を学んでいくことにより、間違った弾き方でピアノを弾く子供に発症し、ピアノ上達を阻害する「ピアノ指変形症®」を防ぐことができます。
※変形が進行すると、正しい手の形や指先で弾くことが困難になります。

これほどまでに徹底して導入期指導に力をいれる理由は、最初に教える「ドレミファソ」の弾き方が、その子の土台(基礎)となるため、その後のピアノ基礎の習得、上達に大きく影響するからです。

子供は、何でもスポンジのように吸収しますので、一番最初から正しいことを妥協なくきちんと教え、それを癖づけることが大切で、結局この方法が一番最短で確実に上達します。

導入期に「まだ幼いし、最初はこんなもんでいいや」というレベルで教え進めた場合、後から正しいことを教え直そうと思っても、それまでの弾き癖を直すのは相当難しく、子供も保護者も大変苦労して、大半の子供は途中でやる気消失…という結末になりやすいです。

ですから、子供には一番最初の真っ白な状態から本物の知識と弾き方を教え込むことが何より重要なのです。

私は、多くの現役ピアノ指導者も教えていますが、どの先生も口を揃えて言うのは、
「やっぱり最初から正しい弾き方を教えないと、後からじゃ大変すぎて直らないです…」
「楽しむこと重視のレッスンをしてきたけれど、曲が難しくなってくると練習しても弾きこなせない、生徒が伸び悩む」ということです。

小林杏莉沙ピアノ教室は、大切な我が子に、確かな知識、そして、本物の基礎を、一番最初から丁寧に身に付けさせたい方のためのピアノ教室となります。

【経歴】

小林杏莉沙 東京音楽大学卒業。

子供のピアノ導入期・基礎指導を専門とし、ピアノ指導者にとって一番難しいとされる、
習い初めの子供に対する“手指の基礎をつくる指導”を最も得意とする。
どんなに柔らかい手指の子供に対しても、“手指の基礎”をつくることができる指導力は、国内トップレベルで右に出る者はいない。
その的確かつ確実に上達させる指導力・指導法は、子供を持つ保護者だけでは留まらず、多くの現役ピアノ指導者からも支持され、日本全国から海外の生徒まで幅広い指導を行っている。

音楽業界初となるレッスン教材・ピアノ教具も発明、全国展開しており、特許権利の数はピアノ指導者の中で断トツの保有数。
全国の有名楽器店で販売されている、小林杏莉沙・著、全国の先生が教える楽譜基礎はこれ!「おんがくのひょう®」シリーズは、発売当初からベストセラー、売れ筋ランキング第1位を連続受賞。
子供が正しい姿勢でピアノを弾くためのピアノ椅子高さ調整クッション「おんがくっしょん®」は、平成31年度関東地方発明表彰にて発明奨励賞を受賞。
その翌年令和1年には、リズムと音価の教材「ピッタリズム®」が関東地方発明奨励賞を受賞。
2020年には、従来の絶対音感メソッドを超える“本物の鋭敏な絶対音感”が身に付く「超絶音感®」の発明に成功し、その指導法と教材の特許取得。
12年間の研究を得て、手指の柔らかい幼児でも、習い初めの一番最初から全指正しい手指の形、正しい弾き方で弾けるようになる「ピアノ導入期関節指導法®」とその教具の開発に成功。

全日本ジ ュニアクラシック音楽コンクール審査員(東京国際芸術協会)
東京国際ピアノコンクール審査員

沿革


・2024年 愛知県豊田市手呂町に新規開校。
・2024年「新版・卓上おんがくのひょう」全国発売開始。
・2023年「おてて矯正ピアニストミラー」全国発売開始。(登録実用新案)
・2023年 英語教室導入(0才からのバイリンガル育成サポートレッスン)
・2021年10月 おんがくのひょう公式サイトオープン
・2020年 お風呂でレッスンおんがくのひょう「おんぷマスターシリーズ」全3種類、全国販売開始。
・2020年 小林杏莉沙発明の「超絶音感及び絶対音感の教材と指導法」が世界初の特許取得。
・2020年 小林杏莉沙発明の「リズムと音価の教材」が関東地方発明奨励賞受賞。
・2020年 本校をさいたま市緑区三室に移転。
・2020年 世界的コロナウイルス大流行により、オンラインレッスン導入。
・2019年 小林杏莉沙発明の「おんがくっしょん®」が関東地方発明奨励賞受賞。
・2019年1月 全国の先生が教える楽譜基礎はこれ!「卓上おんがくのひょう①」「卓上おんがくのひょう②」(特許取得、登録実用新案)を全国発売開始。
・2018年5月 音楽業界初のリズム学習ポスター「ピッタリズム®」シリーズ(特許取得)を全国発売開始
・2018年「鍵盤楽器練習用補助具及び練習用補助具セット」実用新案取得。
・2018年「幼児のための楽器演奏時の足置き部材(プレペダル®)」の特許取得。
・2017年「鍵盤楽器練習時の手指の支持方法及び手指の支持具」の特許取得。
・2017年4月 子供が正しい姿勢で学ぶためのピアノ椅子高さ調整クッション「おんがくっしょん®」を開発、全国販売開始。
・2016年 音楽業界初となる浴育教材「お風呂でレッスンおんがくのひょう®」シリーズを開発、全国販売開始。
・2015年 音楽業界初となる音楽学習ポスター「おんがくのひょう®」シリーズを開発、全国販売開始。
・2014年 山野楽器音楽教室にて大手音楽教室で初となる「絶対音感ピアノコース」導入を立案、コース開講から現場指導まで小林杏莉沙が全担当する。
・2012年5月25日 小林杏莉沙ピアノ教室 さいたま市浦和区にて開校。

指導者賞

最優秀指導者賞

最優秀指導者賞

音楽教材関連 発明賞

ピッタリズム

おんがくっしょん

音楽教材関連 特許・商標登録証

音楽教材関連
特許・商標登録証

超絶音感 特許証

超絶音感 商標登録証

執筆記事

ピティナ新人指導者賞記事

ふなくら みさき
船倉 美咲

【経歴】

名古屋芸術大学音楽学部 演奏学科 音楽総合コース卒業。
3歳よりピアノを始め、大学にてクラシックピアノ・ジャズピアノ・電子オルガン・サウンドメディアと幅広い音楽を学ぶ。サックス2本とピアノで宙というグループを結成し、演奏活動も行う。

大学在籍中からピアノ講師を始め、各人気ピアノコンクール全国大会にて第1位、金賞、銀賞受賞生徒を多数輩出、各コンクール協会より指導者賞受賞。

【船倉先生からのメッセージ】

私が小林杏莉沙先生に出会ったのは20代のときでした。
“全員の生徒を上手にさせたい”という想いから色んな指導法講座に行ったり本を見て勉強してきましたが、全員には効果が出ず悩んでいた時にたまたま小林杏莉沙先生のホームページを見つけました。
先生のブログを読んでいて直感で『この先生の指導は本物だ』と思い、愛知から埼玉県まで新幹線に乗って先生のご自宅に指導法レッスンを受けにいきました。
先生は教材等も全国出版されていたので、どんな方なのだろうとドキドキして向かっていましたが、明るく笑顔で優しく迎えてくださいました。
私の悩みにも熱心に話を聞いて、全力でアドバイスをくださったことを今でもしっかり覚えています。
情熱的で生徒のことを本当に大事に考えている先生だと思いました。

そして先生の研究された指導法はどれも分かりやすく的確で、“なぜそのようにしなければいけないのか、しないとどうなってしまうのか”も理由と一緒にしっかり教えていただけるので、生徒にも伝えやすいなと感じました。
レッスン受講後、先生に教えていただいた方法で生徒をレッスンしていくと全員がどんどん上手になっていきました。
その後、先生がオンラインレッスンを始めたことをきっかけに、定期的に指導法レッスンを受けるようになりました。
そして「先生の指導法を受け継いでいきたい」と思い現在も先生のご指導の下勉強を続けています。

①一般的なピアノ教室の教え方と問題点

一般的なピアノ教室では、習い始めてすぐに「ド」を弾いて、その後も音やリズム、強弱のつけ方などが合っていれば合格にし、どんどん教材を進めていくことが多いです。

「幼児のうちはどんな手の形でも、ひたすらテキストを進めることを優先するべきだと思っていた」
「幼児や小学低学年にどこまで求めていいか分からない」
「とにかく楽しいをメインのレッスンにしないと生徒が辞めてしまう」
「趣味の子供には細かいことはあまり言わず、頑張ったことを褒めるようにしてレッスンを継続しやすくしないと」

などと考えられている先生はとても多く、肝心の基礎となる指の形や曲想はほどほどにして、どんどん曲を合格にしてしまう教室がとても多いです。

手の形や指の形、曲想などの細かいことは子供が大きくなってから、少しずつ教えていけばいいと考えるピアノ指導者が多い実状があります。

しかし、このようなレッスンのやり方でテキストが進んでいくと、「速く弾く曲」「メロディーを綺麗に繋げて弾く曲」「和音(音を2つ以上重ねて弾く)を弾く曲」などの曲が出てきた時に、躓いてしまう子達がとても多いです。

そして最初に早くテキストを進める事が癖になってしまった子達は、いきなり細かいことを要求しても練習が嫌になってしまったり、急にピアノがつまらなくなったと感じてモチベーションが下がってしまう事が少なくありません。

さらに指の形を直さないといけなくなった時に、今までの弾き癖を直す作業というのは想像以上に難しく、とても時間と根気がかかります。

②子供の指導で大切なことと体験談

私が体験した話で、他の教室から移ってきた幼稚園の生徒さんがいました。
その子はテキストはとても進んでいて難しい曲も弾いていました。

ですが、指の形の指導を受けたことはなく指先はふにゃふにゃで速い音符も転んでしまい上手に弾けなくて苦労していました。練習を頑張る子だったので間違った弾き癖が定着しまい、ピアノ指変形症にもなっていました。

指の形を一から指導しないといけない状態でレッスンしていきましたが、一度ついてしまった弾き癖を直すのは本当に大変でした。子供も保護者の方も大変苦労し、途中で挫折しそうになりながらも数年かけてやっと手の土台が完成しました。

それでも最初についてしまった癖は根強く、難しい曲になるとまた間違った手指の癖が出てきてしまいます。

一度直ったと思っても、油断するとまた前の癖が出てきてしまうことがあるのです。

指が変形してしまっていたので、関節を曲げることに今でも苦労しています。そしてこのような生徒さんは1人だけではなく、他の教室から移動されてきた方で全く同じように苦労している幼稚園〜大人の生徒さんが後を立ちません。

ピアノ教室に通っていて純粋にピアノを頑張っているのに、正しい知識を知らなかったせいで成果が出ないのはとても悲しい事です。教室に通われているのに正しい練習方法や弾き方を知らない方はごく稀ではなく、たくさんいます。

他の教室から移動されてきた保護者の方でよく言われるのが、
「指の形はあまり言われた事がなくて、子供だから細かくは出来ないんだと思っていた。大きくなってから直していくものだと思っていました。子供でも出来ると知っていたら、初めから頑張っていたのに・・」
「とにかく年齢が小さいうちにテキストをたくさん進める事がステータスになっていた。曲の中身とかはリズムや強弱ぐらいしか直されなくて、基本は音を間違えずに弾ければすぐに合格だった。それが癖になってしまったので、1曲を作り込みながら丁寧に弾いたり練習するのが嫌になってしまって、初めから正しい練習をする習慣をつけないといけなかったです。」

間違った弾き癖がついてしまったり、指が変形してしまった生徒さんの保護者の方は、
「正しい弾き方を最初から知っていれば良かった」と必ず言われます。指が変形してしまった大人の生徒さんは「子どもの頃はそんなこと言われたことがなかった。知っていたかった」と言われます。

このように後悔されている言葉をよく聞きました。どの方も共通しているのが「初めから知っていれば違ったのに」という事です。

大人の生徒さんで多いのが、「幼少期から中学生までずっとピアノを習っていたけど、楽譜も読めないしリズムもよく分からない。指の形も教えてもらったこともない」とピアノを趣味で再開する時に昔の自分に後悔しているという話もよく聞きました。10年とピアノを習っていても、大人になって何も残らなかった・・というのはあまりに悲しすぎます。

このように後悔し苦労される生徒さんを出さない為にも、導入指導は重要です。これから習う生徒さん達には、趣味で楽しく習っていても正しい知識をきちんと学び、大人になった時にピアノが自分の財産になるようになってほしいと思っています。

習い始めの最初から、正しい手の形・指の形での弾き方を教えていき、正しい癖をつけていくことがとても大切だと思っています。

③数ある指導法の中、小林杏莉沙の指導法を受け継ぎたいと思った理由

小林杏莉沙先生は『全ての生徒が出来るようになる(弾けるようになる)』指導方法を常に研究され開発されています。
その場しのぎではなく、生徒の未来を考えて1つ1つの過程を丁寧に指導していく先生の指導法は、日本の将来のピアノ界を変えていけるものだと思います。
先生の指導法を勉強していて上達する方法はもちろんですが、間違った弾き癖が身についてしまうと指が変形してしまい、指がコントロール出来なくなる事実がたくさんあることも分かり、実際に後悔されている生徒をたくさん見てきました。

「間違った弾き方で悩まれる生徒を1人でも減らし、最終的にはゼロにしたい」という小林先生の考え方にも深く共感し、私も正しいことを広めていきたいと思っています。

今まで数多くのピアノ指導法講座を受講してきましたが、著名な先生から「最初から子供に指のことを言うと練習が嫌いになるから、最初は指に関しては何も言いません」と言われたり、音大ピアノ科首席の先生からも「最初は指番号だけ守っていればいいから、幼児のうちはパーで弾かせても大丈夫。速い音符が出てきた時に指の基礎を教えればいいよ」と言われたこともありました。
最初はそのように指導をしていましたが、楽譜の難易度が上がってきている中で指の形を直すことを子供達はとても苦労していました。練習のモチベーションも下がり危機感を感じていました。

小林杏莉沙先生の指導法に出会ってからは、導入期から根気強く丁寧に教えていくことによって、子供でも指先がしっかりしていき、ピアノの音色の変化にも敏感になっていることを感じています。「表現することの楽しさ」を早い段階から楽しんでいるのが私にも伝わってきます。

ピアノは優しくきれいな曲から力強くかっこいい曲まで、音色の変化を楽しみながら演奏出来る楽器です。音楽の道に歩むとか、趣味だからとか、そんなくくりは関係なく、本物の基礎を身につけてピアノの真の楽しさをたくさんの人に知ってもらいたいです。
ピアノが一生のパートナーとなるように、ピアノを自由自在に弾ける喜びを伝えていけるお手伝いが出来たら嬉しく思います。


船倉美咲

指導者賞

Bastien Teaching Award
※旧姓:吉田

指導者賞
※旧姓:吉田