英語教室

Arisa's English school

〜 バイリンガルに育てたい親御さまのために 〜

〜 バイリンガルに育てたい親御さまのために 〜

杏莉沙先生からのメッセージ

英語授業も早期から始まるようになり、英語に関心を持つご家庭はとても多くなりました。英語が話せると、色んな国の人々とコミュニケーションがとれ、世界がとても広がります。当教室で3歳前後から音感やピアノを習うご家庭の多くが、英語教室やインターナショナルスクールでの英語教育も同時にされています。

近年、私の母校の東京音楽大学でも、グローバルに活躍できる優れた人材(国際的に活躍できる音楽家)の育成を目指したミュージック・リベラルアーツ(MLA)専攻が新しく設立され、専門的な音楽教育だけでなく、英語教育にも力をいれたコースが誕生しました。
英語でのコミュニケーションができれば、海外からの指導者や音楽家との直接的なコミュニケーションを可能にしますし、世界が大きく広がります。

そこで、当教室では、0歳からのおうち英語で小学校入学前までに英語で日常会話が話せるようになることを目指す、「バイリンガル育児サポート教室」を新設することにいたしました。

講師は、ご自身もバイリンガル育児を成功させている現役ママの英語講師です!
幼少期にアメリカに住まわれていたので、英語の発音もとってもキレイでネイティブレベルです。英語育児に関するどんな些細なことでも、とても親身に教えてくださいますので大変心強いです。

オンラインレッスンなので、全国どこからでもレッスンを受けることができます。

発音矯正レッスンもできますし、アメリカ現地の子供達と同じ方法で英語を身に付けていくこともできます。フォニックスも教えて頂けます。フォニックスに関しては、近年日本にも導入された「ジョリーフォニックス(アメリカ英語版)」での指導も可能です。

英語は「文字の音」を覚えると、幼児でも自力で単語を読めるようになる。

文字の名前(レターネーム)
aは「エィ」、bは「ビー」、cは「シー」という読み方。これらは文字の名前であり、単語を読むときにこの読み方を用いることは少ない。アルファベット読み、名前読みともいう。

文字の音(レターサウンド)
aは「ア」、bは「ブ」、cは「ク」という文字が表している音。アルファベットは音を表す記号であり、それぞれの文字には音がある。単語を読むときには文字の音を用いる。音読みともいう。

日本語は、文字の名前と音が一緒なので、「あいうえお」を覚えるだけで、そのまま使えますが、英語は、ABC(エイ、ビー、シー)だけ覚えても英単語は読めるようにはならず、単語を読めるようになるには、ABC(ア、ブ、ク、)という「音」を覚える必要があります。
日本の多くの学校では、ABC(エイ、ビー、シー)というアルファベット読みを先に覚えますが、ジョリーフォニックスでは、アルファベットのもつ「音」を先に覚えます。
音を先に覚える事で、子供は早い時期に、自力で英単語や文が読めるようになり、英語が好きになります。

英語を学ぶ子供たちが最初につまずきやすいのが読み書きです。そしてここでつまずくと、その先の英語学習が苦痛になってしまいます。ジョリーフォニックスでは英語学習の基礎となる読み書きを丁寧に指導しながら、お話や絵本、歌、アクション(動作)を使って、小さな子供でも飽きずに楽しみながら学ぶことができる教材となっています。

ジョリーフォニックスとは?

はじめに 
「ジョリーフォニックス」とは、世界120か国で使われている信頼度NO,1のフォニックス教材です。英語ネイティブの子供達もこのテキストで学んでいます。

ジョリーフォニックスは、イギリス東部ロウストフトのウッズローク小学校で考案され、長年かけて磨き上げられてきた教授法です。

この小学校では1975年まで、単語を見てつづりを丸暗記する方法(ホールワード法)を使っていました。これでも多くの子供は読めるようになりましたが、落ちこぼれる子供が毎年必ず何人かいました。こうした子供は、文字の音を聞き取ることや、音と文字を対応させることが難しいため、単語が覚えられず、どうしても読み書き能力が身に付かないのです。そこで、一つひとつの「文字の音」(レターサウンド)を先に教える方法を試してみました。すると、クラス全体の理解度が大幅に向上し、落ちこぼれる子供も大幅に減ったのです。

その頃、いくつかの研究によって「英語の文字の音をまず学ぶことは、その後英語が読めるようになることの最も確実な指標である」ことが明らかになりました。1980年代初めには、ウッズローク小学校で、文字の音の学習に加え、文字の音をつなぎ合わせて単語を読む方法(=ブレンディング)をある程度系統立てて教えるようになりました。その後、同校は外部実験に参加。この実験は、子供達に単語を聞かせて特定の音を探してもらい(=音韻意識)、それを文字に結び付けてもらうという内容でした。

「ブレンディング」と「音韻意識」を指導に取り入れることで、子供たちの読み書き学習能力はさらに高まりました。以前よりもかなり早い段階で流暢に読めるようになり、何よりも読み能力の習得に問題を抱える子供がほぼゼロになったのです。ヤング式リーディングテストで90点以下の子供がほとんどいなくなり、学校平均は110~116点になりました(ヤング式は平均が100点,半数の子供達が90~110点になるように作られたテストです)。

文字の音を知り、初出の単語を自分で読めるようになったことで、子供たちが自力で読めるようになる時期が大幅に早まったのです。また、一人で書けるようになる時期も早くなったほか、早い時期から正確なつづりで書けるようになりました。この頃、別の研究で、「ブレンディング」と「音韻意識」は読む能力の有力な指標であることが明らかになりました。ウッズローク小学校の成功は、この研究結果を裏付けることとなりました。

このように、ジョリーフォニックスの学習効果の高さは、数多くの研究によって明らかになっています。ジョリーフォニックスで教わった子供達は、他の方法で英語の第一歩を踏み出した子供と比べ、はるかに大きな成果をあげているのです。

世界各国(日本の研究を含む)の研究成果の一部はジョリーフォニックスのサイトで紹介されています:www.jollylearning.co.uk

「はじめてのジョリーフォニックスより引用」

講師紹介

山下 怜子(Yamashita Reiko)


・5歳~10歳までアメリカノースカロライナ州で過ごす。現地の学校に通いながら、土曜日のみ日本語学校に通う。

・小学校4年生の夏休みに帰国。日本の小学校に2年半通い、その後、関西学院大学千里国際学園中等部・高等部を卒業。

・神戸女学院大学 文学部英文学科 を卒業。(翻訳/通訳コースを専攻)

【資格】
・英検準1級
・国連英検C級
・TOEIC-CBT 250点
・TOEFL 935点
・日本ベビーサイン協会認定 日本語/英語 ベビーサイン講師

【現在携わっているお仕事】
・Webスキルを身に着けるオンラインスクール「デイトラ」の運営のお手伝い
・日本の漫画のローカライズする会社を個人で引継ぎ、運営。翻訳チェックなども行っています。
・オンライン英会話「Playing英会話」の立ち上げと運営のお手伝い

【Reiko先生からのメッセージ】
バイリンガル育児をスムーズに成功させるポイントは、とにかく早い時期から英語を沢山聞いて、英語を聞き取る耳を育てることです。赤ちゃんはテレビやタブレットからの音は最初は言語であると認識することができません。直接語りかけられることで、自分が生活する社会に必要な言語を習得します。つまり何よりも大切なのは、ママやパパ、ご家族との普段の生活の中で英語を使い、お子さんに語りかけることなのです。

「子供をバイリンガルにする」=「子供に英語を習わせる」と考える方が多いと思います。
しかし、特に幼少期の間で大切なのは「ママとパパが英語を学ぶ」ことなのです。ママとパパが日常生活の中で、語りかけを通してお子さんに英語を教えていくことが一番効果的なのです。しかし、子供向けの英会話教室はたくさんありますが、パパやママ向けの育児英語、英会話、英語育児のノウハウなどを教えてくれる教室は無いことに気がつきました。英語育児を頑張っている方、これから挑戦したいと考えている方のお力になれたらと思い、育児中で忙しい方もオンラインで気軽に続けていただけるかたちのプライベートレッスンを始めました。

赤ちゃんの脳の発達に関する解説や英語育児の基本的な考え方やルールから、英語が苦手なママやパパでも取り入れられる英語フレーズ、英語育児に便利な絵本、動画やアプリの紹介、これまでの成功談や失敗談などを全てお伝えします!発音指導、読み聞かせのサポート、英語育児のお悩み相談など、お悩みやご希望に合わせてお手伝いさせていただきます。

Reiko先生の周りでのバイリンガル育児成功事例

私の周りで、ママは英語があまり話せないけど子供がベラベラになったお子さんがいる家 庭では、どの家庭も0 歳から英語の歌を聞かせたり、英語の日常会話 CD をかけ、DWE(デ ィズニー英語システム)の DVD を見せたりしていました。英語に慣れさせることから始め、本格的に英語での語りかけや英会話教室は2 歳頃から始められていました。私は DWE は使った事が無いのですが、サンプルでもらった DVD が 40 年近く前の映像かなっていうくらい古臭いものだったので、これなら YouTube、Netflix や Amazon で充分だろうと思い 手を付けませんでした。

また日本の幼稚園や保育園に通っている子でも、英語に触れる時間は 1 日 4 時間~5 時間確保するようにしていたようです。英会話教室や、英会話サークル、米軍の横田基地へのホームステイなんかもしながら、お家で補う事ができないネイティブの英語を聞かせる機会を作られていました。

ママ自身も苦手ながらも英語を頑張って勉強して、語り掛けを最初は50%英語から、可能 な限り 100%英語に近づけていこうとしていました。その子によって成長度合いは違いますが、早い子で 3 歳頃から簡単な英単語を読めるようになる子もいました。だいたい読み書きは 4~5 歳頃から練習し始める家庭が多い印象です。

思うように英語力が伸びなかった事例

インターの幼稚園~小学校に通わせているけど、家では一切英語を話さないという家庭を いくつか知っているのですが、みなさんおっしゃるのが『英語が伸び悩んでいる』『家では 一切英語を話そうとしないから英語力が上がっているのかわからない…学校では話してい るみたいなんだけど…』『ディズニー映画の DVD を英語で見せていたら、疲れるから日本 語にしてと言われた』といったことです。家庭でも可能な限り使っていくことは大切なんだ なと感じました。

英語育児を始める時期

生まれてすぐ!早ければ早いほどスタートは良いです。
できるのであれば 100%英語で語り 掛けが理想ですが、難しい場合は英語のCD、YouTube などを積極的に聞かせて、ママも一緒に歌ったりしながら英語を好きになってもらう、楽しいと思ってもらうことが大切です。ママが日本語しか話さないけど英語をベラベラ話していた子たちはみんなとにかく英語が大好き!楽しい!という気持ちが強く、もっと話したいといった様子で、英語が話せる同年代のお友達がいると大喜びで遊んでいました。

上に書いた英語を話せないママの成功事例では、赤ちゃんの頃から可能な限り英語の CD や動画を取り入れ、幼稚園や保育園に通い始めてからも最低 4~5 時間英語を使う時間を確保していました。また 2 歳頃を目安に、ママも英語を積極的におうちでも取り入れていました。

100%英語で語り掛けが難しいママができることは

1.とにかく英語の CD や YouTube、動画を沢山聞かせて、沢山見せる
2.子どもの語彙力や会話力が上がった 2 歳頃からママも英語を育児に取り入れられるよ うにする。
3.ネイティブの英語に触れる機会を週に 1 回でもいいので、可能な範囲で取り入れる。インターナショナルスクールで夏休みに外部の子も参加可能なサマースクールを開催しているところもあったりするので、そういうのに入れているママもいました。

現地の子が英語を学ぶ流れ

現地の子が英語を学ぶ流れは日本人の子が日本語を学ぶ流れと大きく変わりません。
0~3 歳頃までは、とにかく沢山単語を覚えます。ことばを沢山覚えて会話ができるようになり、 徐々に ABC のアルファベットの名前を覚えます。最初は大文字。次は小文字です。日本人の赤ちゃんが言葉を沢山覚えてママと会話ができるようになって、ひらがなを覚え、次にカタカナを覚える感じと似ています。

アルファベットを覚えたら、フォニックスを学んでいきます。
フォニックスは現地では小学校低学年の間まで習うので、全部早いうちに完璧にとは考え なくてOKですが、できるならどんどんやっていってOKです!

1.A から始まる言葉、B から始まる言葉、など、最初のアルファベットが同じ単語を学びます。
2.PAT, SAT, MAT, BAT など、音が同じ単語を覚えていきます。こういう韻を踏むこと を Rhyme といいます。
3.音の組み合わせ、”tr” “ay”などのパターン、組み合わさった時に変化する発音を覚えて いきます。
4.徐々に発音が難しい単語、また Apple, Apron のように同じ”A”だけど「あ」と「えい」 と発音が違う単語を覚えていきます。これはもう、ルールどうのではなく、暗記するしかな いのです…。

英語は様々な言語が語源になっているので、どの言語がもとになった単語かによって特殊な発音をする単語があります。日本語でも地名の漢字が特殊な読み方をするのと同じように、単語のルーツによってちょっと変わったスペルをするものもあります。そういった例外的な発音をする単語などを大きくなるにつれて覚えていきます。

教材は、現地では「未就学児用」「幼稚園生用」「1年生用」などといった年齢別ドリルが売られているので、年齢に合わせて取り入れています。勿論学校でも習うので、学校の勉強だけで勉強する子もいます。私は新三郷のコストコで年齢別のこういった教材を見つけて買い、〇〇歳用を無視して、息子とゆっくり取り組んでいます。

私はアメリカに移住した際は5 歳で、家庭教師の先生と手作りフォニックスカードを作っ て文字の読み書きを教えてもらいました。自分が知っている A の音から始まる単語の絵を 描いて、その下にスペルを書いて、カードを見ながら音を覚えていきました。

Phonics は何のためにあるのか

フォニックスは英語を読み書きするのに必要なものです。ABC はアルファベットの名称で す。記号の名前なので、音ではありません。日本語の場合は平仮名はその名の通りに読みま す。「あ」は「あ」と読みますが、英語はアルファベットの名称と音は異なります。フォニ ックスはその音のことです。フォニックスができないと、英語を書くことができません。ま た自分の発音が正しいのかを確認するためにも、フォニックスを知っていると便利です。子供に教えるときも、「違う違う、R じゃなくて L の音ね」といった説明ができます。自分が聞いた単語の音が自分の考えているアルファベットの音であっているのか答え合わせができます。

フォニックスを学ぶときに、絵を沢山見せて、「これは何かな?」「これは何かな?」「そう、 同じ音だね!どっちも A の音から始まるんだよ」といったふうに教えていくので、絵を見 て単語が何かを言えないとなかなか教えるのが難しいです。自分で「あ!これ同じ音だ!こ の単語はこの音だ!」と気づき、自分が知っている単語、音を記号に置き換えていきます。 語彙力はたくさんある方が教えやすく、覚えるのもスムーズです。

バイリンガル育児は長い目で

インターに通っていた私の周りにはハーフの子、同じように帰国子女でバイリンガルの子 が沢山いましたが、私が妊娠中に息子にバイリンガル育児をしようか悩んでいた際にみん な口をそろえて言っていたのが、『途中で英語を話さなくなっても、絶対に続けてあげて。 私も日本に帰ってきてから日本語しか話さなくなったし、英語英語って言われてうっとう しいなって思ったけど、ほんと今は続けてくれてありがとうって感謝してる』でした。

また、 日本で育ったハーフの子で、『ママが英語を話すから英語は完璧に聞き取れるけど、私は話す事ができなくて…英語が話せるようになるためにアメリカに留学した』という子もいました。でも耳はしっかりと育っているから、聞き取りが 100%できるだけでかなりアドバンテージがあります。

みんな、結構長い目で見て、将来的に英語と日本語のバランスが良くなっていきます。日本 語と英語が完璧に 50%50%の人はまず存在しません。必ず自分が生活している環境にあわ せて、どちらかが 70 になったり、どちらかが 30 に下がったり、バランスは変わっていき ます。日本語力が上がって英語力と差が出ても、英語力が日本力を追いかけるようについて いけば OK なんです。私もアメリカに居た時は英語が圧倒的優位で、日本語の発音が変に なってきていました。日本に帰ってからはインターに通っていたので、日本語も英語もどっ ちが得意かわからない、日本人にしては日本語力が微妙に足りず、アメリカ人にしては英語 力が現地民ほどあるとは言えない、自分が何人なのかわからないアイデンティティ迷子な 期間が中高の間ずっと続き…やっと大学生になって日本語が一般的な日本人と同じレベル になったなと感じました。今では日本で仕事しているため日本語力が英語力を逆転してい ますが、日常生活には全く問題がない英語レベルは維持しています。(日常会話レベルでは「アメリカ人?日本に何年住んでるの?」 と聞かれるくらいにネイティブです。)

バイリンガル育児を幼少期に行っていた周りのお子さんたち、そして息子もそうですが、幼稚園くらいで英語がベラベラになると、日本語力が同年代の子よりも低くなります。年齢によって子どもが覚えられる単語数には限界があるので、英語で脳の容量を使うとその分日本語を覚える空き容量が少なくなってしまいます。日本の学校に通わせたいと考えているママは、お子さんが小学校に上がった時に困ってしまうというのを心配されていました。
息子も英語が母語としてスタートしたので、幼稚園の間は先生が意思疎通が全くとれず何度もお手紙やお電話をいただき…小学校 2 年生頃までは国語の読み取りがびっくりするくらいできなくて悩みました。3 年生になった今は同年代の子とあまり変わらなくなりましたが、たまーに、まだ英語でしか言えない単語があったりします。英語力はその代わりに昔ほどの急成長はないですが、日本語力が上がったことで教えられることも増えました。耳は小さい頃にしっかり育っていたので、私が英語で言ったことはだいたい理解できています。英語の発音もとても綺麗です。

大切なのは英語を好きになってもらう、得意になってもらう、自分からもっと話したい、学 びたい、知りたい、楽しいと思ってもらうことだと思っています。自分からすすんで学習し ようとしてくれて、外国人がいると委縮するどころか息子は自分から話にいっちゃいます。ちょっと文章がおかしくても、文法がおかしくても、自分が知っている言葉を振り絞って話します。

出来る限り耳が良く言葉の吸収がすごく良い幼少期に可能な限り英語を聞き取る力、語彙 力を増やし、日本語に触れる期間が多くなる小学校に上がるまでに可能な限り英語に触れる時間をとることで、幼少期に英語力を一気に上げられます。たとえインターに行かなくて 日本の小学校に通ったとしても、そこから英語力が飛躍的に上がらないにしても、かなり英 語力の基礎はできあがっています。日本の学校に通わせることを考えているのであれば尚更、小学校に上がると日本語力が一気に英語力を逆転するので、小学校に上がるまでにどまで英語力をつけてあげられるかが大切だと思っています。その後それを可能な限り維持 できれば、あとは本人次第でいくらでも英語を使って留学したり仕事をすることに繋げて いくことができます。

また、外国人のママで日本でお子さんを4人育ててきたお友達がいるのですが、彼女は『家 庭で英語を教えるのはせいぜい小学校入るまでくらいが限界』と言っていました。というのも、先日お伝えしたように、6歳くらいまでの英語スキルで日常生活は問題なく過ごせるんです。日本語でも、幼稚園児くらい日本語が話せたら十分に意思疎通は可能だと思います。

そこから先、小学校に上がって学ぶのが”Academic English”になります。話し言葉ではなく、 教科書を読み、英語で論理的に思考し、アウトプットしていく力です。これは学校などの教 育機関で行っていくもので、日常会話から学ぶものではないのです。ここからはお母さんの 力ではなく、教育機関の力が必要になります。そして英語力だけではなく、その他学力が必 要になってきます。

私の目的は英語で日常会話ができることだったので、インターには入れず、論理的思考や読 解力などは日本の学校で日本語で身に着けてもらうために、息子は日本の学校に入れました。日本語は本当に複雑な言語で、帰国子女の私が本当に本当に苦労したので…難しい学術的な英語を扱えるようになりたいなら、大きくなってからいくらでも海外に留学したり、自分で勉強すればいいというスタンスです。もちろん、日本の教育に疑問があるママも多く、将来子どもを海外の大学に行かせて、何なら海外で生活して欲しいし私もついていく!(笑)なんていう方もいるので、ご家庭の方針に合わせて検討すれば良いと思います。
私が通っていたインターに居た日本人の女の子は、両親ともに日本人で日本から一歩も出た事がないけど 日本語があまりできず、英語力が圧倒的に高かったです。そういう子は、卒業後は日本にいるつもりは全くないといった感じで、親もそういうスタンスで育てられてきたのだと思います。

私がお力になれることは…

YouTube、Netflix、Amazon、アプリ、これらは簡単にご自宅で取り入れられると思いますが、英語が苦手なママがネックになるのは『語り掛け』の部分だと思います。例えば、私の知人はこの本を丸暗記して頑張っていたそうです。

『井原さんちの英語で子育て―超使いやすい! 表現集の決定版』

私でお力になれることは、例えばこういった本を使って、正しい発音、フレーズの言い方や 使うタイミングなどを説明したり補足したり、ママの方から『こういう時は何て言ったらい いの?』『英語でこのフレーズはどう言ったらいいの?』という疑問にお答えして、少しで も英語の語り掛けを増やすサポートをさせていただくことです。
例えば 1 レッスン、1 シチュエーションの見開きのページを学んで、発音練習、フレーズ練習をしたり、 補足をしたり。「これで合ってるのかな?」と疑問を持ちながら英語を使うのではなく、クリアにして自信をもって英語を育児に取り入れていただけるように英語を教えることができます。

絵本やカードの使い方、Phonics を教える時の教え方などもお手伝いができます。アプリで Phonics を覚えるものは色々あり、息子も楽しく使っているのですが…アプリではタブレットをタップして回答していくだけなので、無言でポチポチ触って次々進めがちです。大切なのは自分で聞いた音を発音して、正しい音を発せられているか、文字を正しく読めているか、 なので、ただ遊ばせるというよりもママが横で一緒に声に出しながら進めていくことが良いと私は考えています。折角発音の練習ができるのに、無言でただ聞いて遊んでいるだけで は『聞き取れるけど話せない、意味はわかるけど言えない』になってしまいます。カードな どの音の出ない教材も併用して勉強しています。 未就学児だとカメラの前で会話をするのは難しいかもしれませんが(息子はじいじ、ばあばと 電話する時はテレビ電話でも固まってニヤニヤするだけでおしゃべりしてくれなかったので…(;^_^A)
ご一緒に参加されているお子さんに英語で語り掛けたり、絵本を読んだり、ネイティブの英語を聞かせてあげることもできます。

あとは、保護者の方から『これをやって欲しい!教えて欲しい!』があれば何でもおっしゃっていただければ考えます!

英語の成長記録

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